2008年04月15日
救世主イエス・キリスト
本当に神なんているんだろうか…。
やがて原始キリスト教会が成立すると、イエースースは「ソーテール (σωτήρ)」の称号で呼ばれることになる。「イエースース・クリストス・ソーテール (Ίησους Χριστός Σωτήρ)」は、「救世主イエス・キリスト」に相当する。また、「神の子(字義通りには「神の息子」)」を意味する「テウー・ヒュイオス (Θεο? ?ιος)」の称号が加わるが、この名称は、『福音書』において、イエスを指すと共に、救済される人々をも指している。イエスは、人は父なる神の「子 (τέκνον)」であり、また「息子 (?ιος)」であるとも述べている。それ故にこそ、「天の父」は人々を「我が子」として愛してくださるのであるとも。
初期クリスチャンにとってイエスは優れて神の子であった。1世紀末頃の『ヨハネ福音書』にはイエスを「子」、すなわちそれ自体神性をもった存在とする見方が登場する。イエスの神性は以後次第に大きな問題となり、325年の第1ニカイア公会議における論争において、イエスが神であるという教理が正統であると宣言される。「神の子(テウー・ヒュイオス)」がキリストの称号として確立するのである。
ナザレのイエスとイエス
歴史学等では、歴史上の人間としてのイエスを指す場合、「ナザレのイエス」と呼ぶことがある。これは、『福音書』において、イエスが「ナザレ人」と呼ばれているためである。しかし、史的イエスの実像を探求する場合には、イエスがナザレ人であったという『福音書』の記述もまた、歴史学的に吟味されねばならないのであり、このような場合、単に「イエス」と呼ぶ。
西ヨーロッパの宗教画やキリスト彫像は北方ヨーロッパ系の白人の痩せた男性のイメージで作られるのが一般である。しかし現在ではコーカソイドではあるが中近東から地中海沿岸一帯にかけて分布する、いわゆる地中海人種であったと想定されており、北方ヨーロッパ系の形質の身体であったとは考えにくい。
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